2025年10月、住宅ローン金利はどう動いているか?【2025-10-20更新】テーマ1 | 川口市・埼玉高速鉄道沿線の不動産情報なら株式会社まいほーむ
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2025年10月、住宅ローン金利はどう動いているか?2025-10-20
住宅ローン金利は大きく「変動金利型」と「固定金利型(10年・20年・35年など)」に分かれますが、2025年10月時点での動きとしては次のような傾向が出ています。
■変動金利型は「足踏み」傾向
多くの金融機関では、変動金利型の店頭基準金利を据え置く動きが目立っています。たとえば、メガバンク3行では年2.875%という店頭金利で横並びとなっているという報道があります。
また、実際の優遇後の適用金利では、ネット系銀行などで表面金利0.590%台というものも出ており、低水準ではあるものの「これ以上グッと下がる/急上昇する」という動きではなさそうです。
このように、変動金利型は現状ではまだ「低止まり・安定志向」と言えそうです。
■固定金利型は「底上げ」が進行中
一方で、固定金利型(特に長期間固定・35年固定など)では、少しずつ金利を上げている金融機関が増えています。いわゆる「底上げ」の流れです。
これは、長期金利(国債10年物など)が上昇基調にあることや、経済環境・物価の上昇期待が影響しているためです。
例えば、全期間固定タイプであるフラット35(住宅金融支援機構)でも、「1.870%~1.890%程度」の金利が報じられています。
つまり、固定を選ぶなら「今後金利が更に上がる可能性を見越しておいたほうが良い」という見方が強まっています。
- 金利上昇の背景には何があるのか?
なぜ、変動金利はほぼ据え置き・固定金利は上昇という動きになっているのか、その背景を整理します。
1.金融政策の動き - 借りる・借り換える際の“今月の”ポイント
- 不動産会社としてお伝えしたいこと
日本ではこれまで低金利政策が長らく続いてきましたが、物価上昇・賃金の伸び・世界の金利水準の上昇などを背景に、政策金利・長期金利ともに上を向いてきています。
固定金利型は、特に「長期金利」に大きく影響を受けるため、ここが上昇していれば住宅ローン固定金利も引き上げられる傾向にあります。
2.金融機関の貸し出し・リスク管理の視点
変動金利型は、銀行にとって金利変動リスクをある程度含んでおり、現在のような不透明な経済状況では「動かさずに様子を見よう」という姿勢も出ています。
固定金利型では、将来的な金利上昇リスクを織り込んで貸出金利を上げておく、という対応が出てきています。
3.借り手・市場の反応
低金利が長く続いたため、「固定で長い期間借りておこう」というニーズが出てきていますが、金利が上がるとその価値が薄れてしまうため、借り手も金利上昇リスクを意識するようになっています。
そのため、金融機関は金利上昇を見越した価格設定をしやすくなっていると言えます。
2025年10月というタイミングで住宅ローンを検討する際、押さえておきたいポイントをまとめます。
■変動金利を選ぶなら、「当面の低金利を利用する」という視点が有効です。現状、金利上昇後も据え置き傾向にあるため、短期的な返済計画が立てやすいです。ただし、「将来的に金利が上がる可能性」を無視して良いわけではありません。
■固定金利を選ぶなら、「この低金利のうちに固定を確保したい」という動きが出ています。金利が少しずつ上がっており、長期間借りるなら早めの決断がメリットになります。例えば、35年ローンを組むなら「今下がっているうちに固定を確保」という考え方もアリかもいしれません。
■借り換えを検討しているなら、現在の支払い金利・残期間・借入残高を改めてチェックすることが重要です。固定金利型が上がっている背景を考えると、「固定から変動に切り替える」・「固定期間を変える」「長期固定を検討する」など選択肢を広げておくべきです。
■返済可能額を改めてシミュレーション。金利が上がる可能性を見越して、返済額が増えても耐えられるかどうかをあらかじめ検討しましょう。特に、変動金利型を選ぶ場合は「金利が0.5%上がったらどうなるか」などシナリオを持っておくことが安心です。
住宅購入やローン借入・借り換えは長期にわたる「人生の大きな決断」です。当社としては次の点をお伝え致します。
■金利だけでなく「返済期間」「頭金」「返済方法(元利均等/元金均等)」「税・諸費用」など総合的にみること。
■今の金利動向が「将来もこのまま」という保証ではないという点。金利の上昇トレンドを頭に置いておくこと。
■変動金利型を選ぶときは、「低金利メリット」に加え、「上がった時の返済への備え」をご家族で話し合うこと。
■住宅購入を検討中の方には、「金利が低いうちに動く」「固定金利も視野に入れる」「借り換えのチャンスを逃さない」といったタイミングの取り方をアドバイスしています。
以上、2025年10月時点での住宅ローン金利の概要と、不動産会社として見た「今、借りる・借り換えるなら押さえておきたいポイント」でした。
ご検討中の方は、金利動向を把握したうえで、信頼できる金融機関・不動産会社とじっくり相談して進めていきましょう。
ご質問や、「この銀行のこのプランどうなの?」といった具体的な相談も承っておりますので、お気軽に弊社までお問い合わせください。
ページ作成日 2025-10-20
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